社員インタビュー
——これまでの経歴を教えてください。
2013年に入社して今年で7年目です。前職はイタリア料理店の料理人でした。
——異業種からの転職ですね。なぜ転職をしようと思ったのですか?
料理人として5年ほど働き、最終的には調理場の責任者として、仕入れ、発注、メニュー考案、売り上げの管理など一通りのことを経験しました。その中で、今のうちに違う仕事もやってみたいと思ったのがきっかけです。飲食店で働いていると冷蔵冷凍機器のメンテナンスをしていただく機会があって、次第にメンテナンスの仕事に興味を持ちはじめました。入社後はメンテナンスではなく工事課に配属されましたが、今は工事がおもしろくて今後も続けていきたいと思っています。
——営業本部工事課に配属されていますが、主にどのようなお仕事をされているのでしょうか。
商業施設の食料品売り場や飲食店などの建築時に、冷蔵冷凍設備の現場で施工管理をしています。お客様(商業施設や飲食店など)や建築会社さん、電気屋さん、設備業者さんと打ち合わせを重ねて、現場の段取りを決めていくのが一番の仕事です。建築の工程表を読み解いて、設備の工程表を作成したり、作業間の調整や自分たちの仕事がどうしたらスムーズに進むか、他社さんと調整するのも役割のひとつです。
——実際に入社してみていかがですか?
入社前は正直、冷蔵冷凍機器のことは全然わからなかったですし、どのように工事するのかも想像がつきませんでした。でも実際に現場に入って先輩たちに教えてもらって、最近やっと仕事を理解してきたという感じです(笑)。
——未経験からはじめて、苦労した点はどんなことですか?
現場には、弊社と付き合いの長い職人さんが多いので、こちらから指示を出さなくても仕事がどんどん進んでいくことがあります。だから最初のうちは、何をやっているのかわからないまま仕事が終わってしまうこともありました。話しかけるタイミングもわからないまま…。
でも、経験を重ねるうちに誰が何をやっているかわかるようになってきて、今では指示をちゃんと出すことができるので職人さんからの信頼も得られるようになりました。職人さんに「あの人が来る現場はやりやすい」と言ってもらえるとすごく嬉しいです。
——仕事のやりがいは、どんなときに感じますか?
一番早いタイミングですと、建物がまだ骨組みだけのときから現場に入ります。建物がどんどん完成していき、お客様に引き渡すときは達成感があります。
——どういう人が、この仕事に合っていると思いますか?
人と話すことができるなら、それだけでも重要な資質です。初対面の人とはうまく話せない、という人ですとちょっと難しいかもしれません。仕事のほとんどが人と人とのつながりから成り立っていて、コミュニケーションを取る場面が多くあります。僕らの意見だけが通るわけじゃないですし、どこを引くか、どこを突っ込むか、そんなことも重要です。
でも僕もそんなに話すタイプじゃなかったのですが、この仕事で話すようになりました。あとは、いろいろな現場があるので、環境が変わっても順応できるタイプの人が合ってると思います。
——先輩たちから教わって大切にしていることは?
上司や先輩からよく言われるのは「先回りして考えなさい」ということです。職人さんが今やっていることをやりやすくするだけではなく、その次の工程を考えて、どう調整すればやりやすいのかを考えることが大切です。
——仕事以外での、趣味や好きなものはありますか?
料理をよく作ります。子供が3人いるのですが、一緒にBBQをしたりピザを焼くこともあります。あとは、工事に関わる資格の勉強をしています。今は第二種電気工事士と2級管工事施工管理技士の2つの国家資格と、高所作業車特別教育の資格を持っています。資格取得に関しては、会社の支援を受けることができます。
——今後の展望は?
現在の仕事にも満足していますが、何かを作ることが好きなので、実際に作業をしてみたいです。なので、自社の工事部隊が作れたらいいなと思っています。
Profile
福田和馬 1990年生まれ。千葉県出身。三児の父。趣味は料理。